麻生城(羽黒城)
茨城県行方市にある麻生城跡に行ってきました。
30m程度の丘にある山城で霞ヶ浦の近くにあり、別名羽黒城とも言うそうで現在は公園になっています。
車で頂上まで行くことはできますが結構入り組んだ道を通る必要があるので、 近くの天王先公園や常安寺から徒歩で行くのもいいかと思います。
公園の入り口に案内板がありました。
椎の大木に囲まれ、霞ヶ浦を一望できる羽黒山公園は、 鎌倉時代に常陸大掾氏の一族行方忠幹の孫、家幹が築いた麻生城(別称羽黒城)の跡である。 忠幹の子景幹は、元暦元年(1184)源義経に従って、屋島の戦いで戦死し、 その所領は四人の子に譲与された。長子為幹が行方(後に小高に移る)、二子高幹が島崎、 三子家幹が麻生、四子幹政が玉造に城を築き、それぞれの地名を名字として、武威を振るった。 この子孫は「行方四頭」とよばれ、中世を通じて行方郡の中心勢力となった。 しかし、戦国時代になって、常陸大掾家の統率力が弱まると、同族間で抗争し、 麻生城主之幹は天正十二年(1584)、同族の島崎安定に攻められ、滅亡した。 周囲の土塁、空壕などは当時の面影を残している。
公園には土塁の跡が少し残っていました。
公園自体は遊具は老朽化がしてますが、芝はよく手入れがされているようでした。